顕微鏡歯科
歯科用マイクロスコープとは、脳の手術や心臓の手術などのに用いる顕微鏡と同じものを使い患部を4~24倍に拡大に拡大し治療を行います。今までの歯科治療は大部分が肉眼にたよっていました。時には狭い口腔内のなかを手探りやカンだけで治療をおこなうこともあります。そのため見えないところは見えるまで削りとってしまうなど、健康な歯をどんどん削りすぎてしまったり、見えないために悪いところを残してしまうなど問題があるために、虫歯の再発や根の神経痛みがでてしまうこともあります。
歯科用マイクロスコープの登場により、高倍率で歯を見ながらの治療が可能になり、顕微鏡治療をすることによって悪い所だけを削りすぎずに最少の削る量で治療でき、さらに拡大視しているので、きれいに治療部位を封鎖できるのです。そのためより確実性のある精度の高い歯科治療が顕微鏡治療ではおこなえます。
治療時間・治療期間
≪治療時間≫顕微鏡を使用すると治療時間が長くなります。1回の治療に通常の保険治療の2〜3倍の時間がかかります。これは口の中の様子がよく見えるため、歯科医師がやらなければならないことが増えてしまうからです。逆にいえば「肉眼だけに頼った治療にはいかに不備が多いか」ということです。
≪治療期間≫顕微鏡を用いることで原因不明だったことが明らかになり、無駄な時間を使わずに治療が早く終わることもありますが、虫歯の状態・程度によって違います。担当歯科医師とご相談ください。
費用
1回の治療時間が長いこと、特殊な技術・機材を用いますので、保険診療外となります。